(できれば、奈津の隣がいいな)

そんな事を思いながら、箱の中に手を入れて紙をとった。

「えっと……、六番です」

黒板に書かれた席順を見ると、その席の位置を見て驚いた。

「……、嘘!」

私の隣の人は、奈津だった。

「良かったですね、望美さん」

「う、うん」

これって偶然なのかな?

でも、これはこれで凄く嬉しい!奈津驚くだろうな。

その後、くじを引き終わり私達はそれぞれ机を移動させた。

「よいしょっと」

くじを引いた結果、皆とは離れちゃったけど、隣には奈津が居るから、当分は幸せかも。