「うん、晶や沙弥佳達も居るから、ゆっくり休んでね」

「今日は、本当にありがとな」

「う、うん」

望美は、軽く頬を赤くすると妖精のルルと行ってしまった。

ハヤテは、ルルの後ろ姿をじっと見ていた。

「そういえば、俺望美から貰った弁当食べてなかったな」

まぁ、食べるひまなかったからな、帰って
からゆっくり食べるか。

「ハヤテ、早くかえ……」

そのとき、目の前が大きく揺らいだように見えた。

(何だ?今のは……)

「どうした奈津?」

「………、いや何でもない」

きっと気のせいだよな、ただ疲れがたまってるだけだ、一日休めばなんとかなる。