妖精の心を貴方に

「な、何で大國君があそこに居るの?!」

「やっぱり、あの人が大國聖夜だったんですか?!」

「やっと喋りましたね」

佳絵羅お姉ちゃんは、満足そうに微笑んでいた。

きっと、晶と同じく心配していたのだろう。

「それどころじゃないですよ、あの人が大國聖夜だったなんて……。失敗しましたっ!!」

沙弥佳は、頭を抱えて肩を落とした。

「翔たちにはちゃんと、相手の情報教伝えたんでしょ?」

「この場合の情報集めは、相手の姿を特定しておいた方が集めやすいんですよ」

『でも、私と沙弥佳が大國君の学校に調査しに行った時、一回も姿を見ることが出来なかったの』

調査って……、二人は探偵なんですか?

「それはそれで、別に問題ないんじゃない?」