「あんた、小早川のなんだ?」

「……はい?」

突然の質問に、私は首を傾げた。

今の質問は、どういう意味なの?

「あなた、奈津の知り合いなの?」

「まぁ、ちょっとな」

大國君は、手を伸ばすと私の頬に触れた。

「お前、綺麗な瞳してるよな」

「っ!」

や、やっぱりナンパだ!

「だけど、その瞳の中は深くとても暗い」

大國君の言葉が、私の体に突き刺さる。

「な、何でそんなこと思うの?」