【完】純白の花に、口づけを。




「千花みたいなヤツになれたら、きっと救ってやれんだろうな」



「依千花さんも、気づかないだけで色んなこと背負ってるよ」



「知ってる。ずっと傍にいたから」



千花が、傍にいてくれたら。



なんだって出来る気がして。



落ち着いて、自分を隠さなくていい。




「和架もさ、抱え込んでるままだね」



「………」



「俺が怖いって思ってること、教えてあげようか」



亜希が「反射して眩しい」とメガネを取る。



そんなのはたぶん言い訳で。



亜希が本音を話そうとするとき、大抵メガネを外してるのは知ってる。