「──なんだ、オタクじゃん」
数人の女子達はその子を見るとぷっと笑う。
「どっか行けよ。今、取り込み中なの。めんどうくさいし、うざいよ。だから友達数人の女子達いないんだよ」
と冷たい言葉を吐く。
「オタクで悪かったですね!友達なんていらないし!っていうかさ、確かに生徒会のイケメン5の人達は、かっこいいけどさ!だからって妬んでいじめなんて最悪だよ!オタクより格好悪いと思うよ!っていうかそういう子達って嫌われるんだよ!アニメと同じ展開で!」
でもその子は負けじと声を張り上げ、怒る。
「その子も嫌がってるんだしさ、そういうのしてたらいつか罰が当たるよ」
その言葉が聞いたのか、女子達は舌打ちをして、あたしの前から去って行った。
するとその子はくるっとあたしに向き直り、一言。
「君…この調子じゃ危ないからしばらく一緒に行動しよう?今から帰るんでしょ?一緒に帰ろう」
そう言ってあたしの腕をつかんでずんずん歩く。
あたしより、背の低い彼女は少し照れているようだった。


