監禁生活が続いて、どれ程の時間が経過しただろう? 時間の感覚がない。 頭が狂ってしまいそう。 もう、おかしくなりそう……。 「ねぇ、小春ちゃん」 「……何?」 この日も彼は私にベタベタスキンシップ。 私の髪の毛を弄ぶ彼に、ぶっきらぼうに言い放った。 「小春ちゃんは、僕の血を飲んだよね」 「…そう、だけど……」 認めたくないが、事実。 今更…それがどうしたって言うの…?