離れようと決意してから、数日が経ってしまった。 あれから生活は何も変わってない。 彼に捕らえられたままだ。 携帯も壊されたから、翔くんに相談すらできない。 「小春ちゃん……」 「……」 毎日毎日、四ノ宮くんに縛られる日々。 今だって、ついさっき学校から帰宅して、リビングで彼は私にお触りしてる。 拒否してもしつこく触ってくる。セクハラの領域だ。