彼は片時も私から離れようとしないのだから。 おそらく、私が離れようとしてる事を悟られてしまったのだろう。 彼は私を捕らえて、離してくれない。 「小春ちゃん、お風呂入ろう」 「え……」 「一緒に入ろうよ。いいよね?もちろん」 ついには、お風呂まで一緒に入ろうと言い出す始末。 おそらく私に拒否権はない。