ギュッと、力が強くなる。 締め付けられる力。 苦しい。 窒息してしまいそう。 「僕は小春ちゃんがいればいい。キミさえいれば、何もいらない。何も望まない」 それは、 地獄の底へ叩き落すような、残酷な言葉だった。 四ノ宮くん。 私、もう怖いよ? あなたのそばにいる事が、怖くてたまらない。