下に降りよう…と部屋から出ようとした。





―ガッシャーン



1階から突如聞こえてきた、食器の割れる破壊音。





その後も、ドンッという鈍い音が立て続けに聞こえてきた。


怖くなって、私はドアから離れてベットに腰を降ろした。





……何、してるんだろう。
まさかまた…人を……。






―ガチャ




開いた部屋のドアに、思わず身構えた。






「あっ……小春、ちゃん……。起きてたんだ……」


「っ……」


「もう少しだけ…寝ててほしかったな。僕、タイミング…最悪だね……」




私は四ノ宮くんを見て、驚いた。



彼は額から血を流していた。