ハチミツみたいな恋じゃなくても。


「なっ!自分だって、誕生日に一緒にいたかったとか言ってたくせに!」

「あん時はまだマジで付き合ってなかったじゃん」

「っ……」


正論を言い返されて口ごもる。

それはそう……だけども。


「蜂谷って意外とかわいいとこあるよな」

「それって褒めてるの? 貶してるの?」


ふてくされてプイッとあたしが顔を逸らすと、圭太くんは手を握ったまま回り込んできて……


「もちろん褒めてる」


あたしの額に軽くキスをした。


「っ……!」

更に真っ赤に染まるあたしの顔。

圭太くんはそれを見て、クスッと笑う。


「じゃあ蜂谷の誕生日には、ひまわり観に行こっか」

「ひまわり?」

「うん、蜂谷にピッタリの花だと思うから」


柔らかく微笑む圭太くんに、目をパチパチさせる。

ひまわりがあたしにピッタリだなんて、はじめて言われた。


まるで太陽のような眩しい花は、どちらかというとあたしには似合わないんじゃないか。

でも……。