ハチミツみたいな恋じゃなくても。


諦めたって何度も言ってるのに、今だにそんな切ない顔をするから。

あたしの気持ち、勝手に決めつけるから――。



「……蜂谷!」

パシッと腕を掴まれ、引き止められる。


「なに」

ふてくされて返事するあたしは、本当にかわいくない。


「悪いけど、もう一回言って」

「は?」

「もう一回」


一体何回言わせるの!?


「だから、圭太くんのことが好きだって!」


半ば自棄になって、3度目の告白を言い放った……瞬間。


「っ……!」


あたしは圭太くんに、抱きしめられた。


「ちょっ!ここ病院!」

「蜂谷もそこそこ大きな声出してたから」

「っ!!」

最もな指摘をされて、顔を真っ赤にする。


確かに、こんなところで告白するなんて、あたしもあたし。だけど、


「は、恥ずかしいから」

色んな人がこっちを見ている気がして、「離して」と、圭太くんの腕をポンポンと叩いた。


それなのに、圭太くんの身体は離れない。

それどころか、ぎゅっと力は更に強くなって。