ハチミツみたいな恋じゃなくても。



真剣に告白されたことを瞳に相談してみれば、『イケメンなんだし、そのまま付き合っちゃえば?』と、軽く言われた。

そして、

『それとも、やっぱりあの人のこと忘れられない?』と、問いかけられた。


忘れられるか忘れられないかといえば、忘れられない。

だけど、さすがにもう諦めなくちゃとは思ってる。

彼女に、大西さんにあんな酷いことを言ってしまったんだもん。
石丸くんだって、きっと軽蔑してる。


思い出したら、きゅうっと心が狭くなった。

恥ずかしい、苦しい。
何であんなこと言ってしまったんだろうって、後悔が押し寄せる。


……こんなあたしのこと、どうして圭太くんは好きなんて言えるんだろう。


ずっと疑問に思いながら、聞けないまま数日……とうとう今日まで来てしまった。


率直に聞いてみたら、ちゃんと答えてくれるだろうか。

それとも……。


「……」

ベッドに腰掛けたまま、考え込むあたし。

隣に置いていたスマホに指が触れて、何気なしにボタンを押して、飛び上がった。


「やっばい! 時間ない!」