机の上に目を移せばそこには薬と水、それにおかゆが置いてあった。 体を動かそうにもいうことをきかない体は主の意思とは裏腹に鉛のように重く、行動することに反発していた。 仕方なく羽都音はベッドの中に体を戻し、寒気のする体をさすりながら毛布を頭までかけて小さく丸まって瞼を閉じた。 薬のおかげかすぐに夢の無い世界へと誘われていった。