庭に面している窓ぎりぎりのところまで行き、部屋の中を覗き込んだので間違いなかった。
幸いにして誰もいなかったので見つかることはなかったが、面識のない自分が一人で乗り込んでも怪しんであげてくれないだろう。
というよりも開けられないはずだ。
そこで羽都音を誘い、彼女が一緒だったら家の中に上げてくれるに違いないとふんだわけだ。
コーヅは道子と小堺が同じ特進クラスということも調べ上げていた。
羽都音はコーヅとデートだとは思っていない。思わないようにしていた。これは妹さん探しだ。と言い聞かせた。そうしないと顔が嬉しさでにやけてきそうだった。
そんなことになったらコーヅに失礼だ。
そんなことを思ってはいても、羽都音にとってコーヅと一緒にいられるのはそれがデートじゃなくても嬉しかった。

