「んんっ。からかわないでくださいよ!まずは緑さんが僕のことを名前で呼ぶのが先です」


「みっくん♪」


「……はい?」


「あたしがみぃちゃんだから、庄司くんはみっくん。どう?なんだかすごくお似合いカップルみたいじゃない?」


「え……でも……」


「だって“ミツル”って呼び捨てで呼べるような顔してないんだもん」


「―――…」





――――それから約1時間後。





「みっくん♪」


「なあに?みぃちゃん」


「うふっ。呼んだだけ」