「そんなのちゃんと断ったに決まってるじゃないですか!僕には緑さんがいるんですから!!」




違う意味でまた顔を真っ赤にさせる庄司くん。




「……ほんとに?嫌々付き合ってるんじゃないの?」


「そんなわけないじゃないですか!」




聞いたこともないような声で否定して。




そして、庄司くんは、



あたしが一番聞きたかった言葉を言ってくれたんだ。





「ぼっ、ぼっ、僕はっ、緑さんのことが好きなんですからっ!!!」