「そうだ」 髪を整えるようにした庄司くんが、脇に転がっていたカバンに手を伸ばした。 そこから取り出したものは、東京ウォーカー。 「あ……」 それを見て、一瞬気持ちが萎えた。 だって、それって……。 「夏休み、一緒に花火大会に行きませんか?」 「へっ……」 開いたページを見せられる。 それは花火大会の特集だった。