あたしを助けに来てくれたの?
シャツには上履きの跡がついていたり、吹っ飛んだ眼鏡のフレームは歪んじゃってる。
これ、全部さっきの奴らが……?
あたしは庄司くんの体を抱きしめた。
「庄司くんっ……ごめんなさいっ」
「僕の方こそ、緑さんを守ってあげられなくてごめんなさい。
……情けないです」
そんなあたし達に、上から呆れた声。
「姉貴のせいだぞ。欲求不満みたいなこと言ってるから狙われんだ。
だから言ったろ?思ったままヤりたい時に……」
「わ~~っ!それ以上言ったらブッ飛ばすっ!」
「姉貴に俺がブッ飛ばせんの?
まぁいいや。とりあえず、俺帰るからな。ちゃんと庄司先輩介抱してやれよ」
そして、上履きの音は遠ざかって行った。



