DVDのパッケージを手に取って眺める大地。 「さすがに俺も非常階段ではやった事ねぇなー。興奮しそ」 口元でじゅるっと嫌らしい音を立てて、 「まぁ、庄司先輩にこれは無理難題だな。俺ならまだしも」 軽い自慢を残すと大あくびをかきながらリビングを出て行った。 非常階段ってキケンな香りがして、庄司くんみたいな男の子でも野獣に変身できちゃうのかと思ったけど。 どうやらそれは無理のよう。 激しく腰を振り続ける男優の姿を見ながら肩を落とした。