すると、誰かが僕の肩を掴んだ。 「ぎゃあああああああああああ」 驚いて思わず悲鳴をあげて椅子から転げおちた。 ……恥ずかしい。 女の子達がいる前でみっともない姿を見せてしまった……。 「佐久間君、驚きすぎ!!」 振り返ると、一人、爆笑している女の子がいた。 その子を見て、僕はギョッとした。 なぜなら、彼女はニタリと笑っているような真っ白なお面をつけていたからだ。