「でも、儚ちゃん……」 「俺から言っておくから。……自分から怖いところへ飛び込まなくていいように、俺と壱星いんの。 今は全権壱星のもんだけど、ここにはいないから俺が代理」 「………」 ハンカチで頬を拭って、理波ちゃんは立ち上がった。 「おーい! 刹那ちゃん!」 うきうきしたような声だった。 え、……何があった? あれ……大丈夫なの? 俺結構儚に何て言うか考えてたんだけど……。