夕飯は二人で作る。作るのは二人分だけでいい。 両親はいるけど食べないから。 食卓は今食べている二人の席しか、もうない。 「理波ちゃん、これ」 俺は、今日配られた中間考査の結果表を見せた。 「約束、通したからいいよね?」 俺はついにまっとしてしまった。理波ちゃんは紙を見ながら難しいをしている。 「半年間、十位以下に落ちなければバイトしてよし、だったよね?」 「………」