理波ちゃんが泣いた。 十六年――近く、一番傍で見て来て、初めて見た。 「あ……うあああんっ……」 壱星に抱き着いて、泣いている。 二十年分の涙? 親に捨てられた哀しみ? わからないけど…… 「……よかった……」 これで、俺も泣ける。