トキさんに挨拶をしてから、自分までいる必要はないと言って辞したそうだ。 ……ほんとのところ、こいつも二人きりにさせる気なんだろう。 二人して滝篠家を出た。 「ふーならもっと反対すると思ってた」 昨日に続き、刹那との帰り道だった。 刹那は俺にとって安定した位置、と言うか……すごく自然にいてくれるから、いいな。 「してるよ。実はものすごい反対してる。壱星を殴らなかったのが奇跡なくらいだよ」 でも。 「理波ちゃんがすきになった人で、相手も理波ちゃんをすきなら、俺は応援するだけだ」