どんどん落ち込んでいく。 腕が下がっていく。 ……接客以外に何か嫌なことでもあるのか? 俺までおっかなびっくりな聞き方になってしまう。 「嫌なのか?」 「……嫌も何も………ホストクラブカフェとか訳のわからんもんに決められた。俺は裏方でいいって言ったのに………」 「……そりゃまた」 なるほど。 滝篠をうまく使ったわけだ。