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「村井!?」


そんな俺の声は届かなかったのか、村井 久美は笑顔で、進路指導室から出ていった。


…なんで、あんな、泣きそうな顔で笑ってんだよ。

なに、俺が気づかないとでも思ったわけ。

あー、くっそ。


「さっぱり、わかんねえよ。」