「悪いと思うなら、ちゃんと明日学校行って」 意地悪く笑う麗奈。 やっぱ、こいつもただ優しいだけじゃないらしい。 「…わかったよ」 観念してそう答えるも、震える体をごまかすことはできなくて。 とっさに、 「…今日、一緒に寝てくれねぇか?」 なんて言っている俺がいた。 「…2階に布団運ぶの手伝ってよ」 いつもの微笑みに戻った麗奈がいて。 俺は黙って頷いた。