「つかお前、ほんとに何も変わりねぇのか？」

あんな怖い思いをしたのに、何もないなんてまっぴらだ。

「…お前はどこまで人のこと疑うんだよ。
いい加減にしとけ…」

呆れたように肩をすくめられる。

…やっぱり、何もない。

そこで、俺は決意した。

今日、もう一度呪い屋に行く。

行って、真相を確かめるんだ。

そのためには…

「雄介、今日ほんとに呪い屋のとこ行くのか？」

それを、確かめなければならない。