ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「なぁソフィア」

「…………」

「おい、無視はないだろ」

「うるさい黙れ」

別棟へと向かう最中、教室を出てからアレスがずっと私の後を歩いて来ている。

「俺ここに来たばかりだから、別棟とかしらねぇんだけど」

「ならお前の周りに居る女子共に聞けばいいだろ」

「何ていうか…、それは聞きずらいというか」

「なぜだ?あんなにも女子共にきゃぁきゃぁ言われていたのに、今更聞けないなんて」

馴れ馴れしいにも程がある、私とはただの幼馴染という関係なのに、そこまで私に聞いてくるのか。

「だってさ、一人の女の子に聞こうにも、女の子たちの言い争いが始まるからさ」

「つまりこういう事か、その女子共がお前の質問の返答をだれに求めたのかという争いか」

「そうそれ!」

「くだらない」

私そう言い捨て先を急ぐ。

「くだらないって……だ、だから待てよ」

「付いて来るな、別棟とかの場所なら先生に地図でも貰えばいいだろ?!」

「いや、もう貰ってる」

「はぁ?!」

ならなんで私に聞いてくる…!

私をからかって遊んでいるのか?

「でも地図あっても見方が分からないんだよ」

「そんなの簡単だろ?」

私は、アレスが持つ地図を奪い取り見る。