彼女の病の告白は突然メールで来た。


私は文章を何度も読み返して、手が震えている事に気付いた。


やはり駄目でした。急性骨髄性白血病でした。


だからもう症状は良くならないでしょう。


太陽の下を歩くのも最後です。


合併症が有るために投薬治療もまだ出来ずに悪くなってます。


このまま、さようならした方が良いですか?



携帯で話すのは病院の為出来ませんがメールは出来ます。



今まで必ずメールに顔文字が入っていたのに今回のメールは、真面目な物だった。



私は必死に状況を理解しようとしてそれから彼女をひたすら励まし自殺はするなと懇願した。


彼女は、喜んでくれて逆に私を励ました。


さようならしたくないとメールしてきた。



彼女は無菌室に入るまでそうして私とメールを続けた。