……やっぱり。
「よ~優月ちゃん、昨日ぶり~」
ハイテンションな希美に連れられて校門まで行くと、見覚えのある顔に出迎えられた。
校内の大多数が大翔達の存在を知っているのか、なんの祭りだと思わせるような群衆が彼等を取り囲んでいる。
明るい所で見ると、大翔の髪の毛は思ってた以上に目立つ色。
アッシュ系かと思っていたのに、トマトのように鮮やかな赤だった。
旬のその身長も、女の子の中に混じれば別の生き物のようにさえ感じる。
「優月ちゃん、借りていい?」
そんなことを言う大翔に視線を合わせられた希美は、真っ赤な顔をして頷くだけ。



