至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

ガクンッ。


1列目と2列目の間は広く開けられていたせいか、座面から滑り落ち、あたしはシートの下へ投げ出される。


「何事だっ!」


車内に緊張が走った。


大翔と旬はすぐに立ち上がり、携帯を握りしめた。


険しい顔で窓の外をくまなく見る。



…―――なに…?



急ブレーキを踏んだくらいで、これほどまでに緊張しないといけない事態ってなに?


「………」


下に落ちたままの状態で車内を傍観する。