…そう。
それを聞かれるのが恐ろしくて。
どうしよう。
何て言おう。
どうしていいかわからず、視線だけを不審に泳がす。
ルームミラー越しに、同じように困った目をした運転手の彼と目がった。
何処へ行っていいのか困っているのは、彼も同じ様子。
「また嘘言ったらどうなるか分かってんだろうな」
「…………ッ」
例え嘘を言ったとしても、凌牙にはなんの迷惑にもならないはずなのに…。
「早く言え」
低血圧なその声には、逆らえない何かがあって。
「――…双葉園……」
あたしの声が、静かな車内に落ちた。
続いて、車がゆっくり停止する。
“マジかよ“
車内の空気がそう言っていた。
それを聞かれるのが恐ろしくて。
どうしよう。
何て言おう。
どうしていいかわからず、視線だけを不審に泳がす。
ルームミラー越しに、同じように困った目をした運転手の彼と目がった。
何処へ行っていいのか困っているのは、彼も同じ様子。
「また嘘言ったらどうなるか分かってんだろうな」
「…………ッ」
例え嘘を言ったとしても、凌牙にはなんの迷惑にもならないはずなのに…。
「早く言え」
低血圧なその声には、逆らえない何かがあって。
「――…双葉園……」
あたしの声が、静かな車内に落ちた。
続いて、車がゆっくり停止する。
“マジかよ“
車内の空気がそう言っていた。



