至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「あ、あの……」


降りる、と言おうとしたとき。


「出せ」


凌牙の一言で車は発進した。



え?

出すの……?


……あたしを乗せるのをゴネてたくせに……。



みるみる窓の外の景色が変わっていく。


「優月ちゃんは気にしないで送ってもらえば大丈夫だからね~」


後ろから大翔の、のん気な声。


「で、でもっ!」


あたしは焦った。


だって……そうでしょ。


「家はどこだ」


進行方向を見ながら、ぶっきらぼうに口にする凌牙。