至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

大翔や旬にちょっと優しくされたくらいで。


こんな扱いには慣れてるはずなのに。


どうして涙なんて出てくるのよ。


あたしはそんなに弱い人間じゃない。



「ほっとけ。終電までまだある」


凌牙はあたしを見るのも気だるそうに煙草に火をつけた。


そんな凌牙に大翔が噛みつく。


「両足怪我してんだぜ?凌牙には良心てモンがないのかよっ!」


「ンなもん、とっくに捨てた―…」



凌牙は、大翔や旬と同類な気がして、そうでもないように見える。


どこかに感情を置いてきたみたいに。




…――そう、あたしのように…。