至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

諦めて無言のまま足を踏み入れると、そこには案外広い空間が広がっていた。


……こんなに奥深くまで、部屋が続いてたんだ。



ここは、倉庫で唯一区切られた空間。


ベッドにソファにテレビもあり、コンクリートや剥き出しの鉄筋さえ気にならなければここで生活だって出来そう。


あの家じゃなくても、ここに良い場所があったんじゃない。


そんなことをぼんやりと考えていると。



「弁解があるならまず聞いてやる」


部屋の中央にあるソファに腰を下ろしていた凌牙が、あたしの顔も見ずにそう言った。


「……」


その顔はどう見ても弁解を聞いてくれるような顔じゃないけど、そう言うならとりあえず弁解してみようと思う。