至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「優月、こっちだ」


テルさんが指さすのは、以前からこの奥には何があるんだろうと疑問に思っていた鉄の扉。



この中に凌牙が……?



言われたまま足を進めると、あたしが通過するタイミングで、テルさんが扉に手を掛けた。


「大丈夫か?」


「はい…?」


「死にそうな顔してるぞ」


「………」


自分が想像するよりも、あたしは今ひどい顔をしてるみたい。


だからと言って逃れられるわけでもなく、無言で扉を押したテルさんを恨めしそうに見上げる。