至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

表情は読み取れない癖に、その背中はひどく冷たく感じて。


「優月ちゃん、行った方がいい」


旬にもそれはあたしへの呼びかけだと気づいたらしく。


「……若菜、ちょっとごめんね」


しっかり掴まれていた若菜の手を、優しく外した。


「えっ、優月ちゃん!?」


ますます青ざめる若菜の顔。


「あの人すっごい怒ってるんじゃない?行ったら何されるかっ…」


「大丈夫だから」




大丈夫なんかじゃないし。


行きたくないのは山々だけど。


それに逆らっちゃいけない何かを頭が理解して。



あたしは、そのあとを追うしかなかった。