至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

苛立っているのか違うのか。


凌牙の表情からは感情が読み取れない。


ゆっくりと歩幅を変えずに、行く手が広がる通路を我が者顔で突き進む。




凌牙の視界に、あたしは入ってる……?


気持ち顔を斜めに下げながら固唾を飲み、あたしの前を過ぎ去るのを待つ。




――と。




「来い」


確かにそう聞こえた。





ハッと顔をあげたときには、凌牙はもうそのまま幹部スペースへと続く階段を上っているところで。




「………」


今のは、あたしに……?