至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

SPIRALの連中は鉄パイプを持っていたし、死人が出たらどうしようと気が気じゃない。



暴力はダメ……


だけど、目には目を、歯には歯を…


あたしは唇を噛みしめた。





車には、大翔が付き添い本部へ向かう。


あたしもまだ震えが止まらないけど、気がかりなのは若菜の方。



「若菜…ごめんね……」


真っ青な顔で泣きじゃくる若菜の頭を、膝の上に乗せて背中をさすった。


あたしみたいに気も強くない、大人しい若菜にとってその恐怖は想像を絶する。


あたしを連れてくるために人質として若菜を攫ったSPIRALが、憎くてたまらない。