至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

相手もやり返そうと手を出すけど、力の差は歴然だ。


いつもは紳士に振る舞っているヤクザの男は、暴走族なんかよりもずっと強いことを知る。



「見ない方がいい」


そんな光景を見て固まっているあたしにカーテンを下すように立ちふさがったのは琉聖さん。


もう何人か片づけて来たのか。


少し切れる息であたし達を車へと促した。



それは飯田さんの運転する車で、あたしは合わせる顔がないながらも「ありがとうございました」そう言って乗り込んだ。


「無事で良かったです」


飯田さんは冷静に言うけど、あたし以外の人が無事かどうかわからないのに頷けない。