至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「優月ちゃんこっち!」


そうしている間にもいつのまにかあたしを縛っていたロープは解かれていて、旬に引き連られるように外へ出された。


同様に若菜も。



外へ出る寸前、一度後ろを振り返った。


鉄パイプを振り回す男を相手に、あたしの為に灰雅のメンバーが立ち向かっていく現実。


初めてみんなと会った日のことを思えば、その力の強さなんて想像つくけど。


どれだけ自分の身が危険なところに晒されていたのかを今頃痛感して、フラッと足元が崩れた。


「大丈夫っ!?」


崩れ落ちる体を、旬が支えるように抱きとめてくれる。