至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

でも、凌牙が双葉園に関係してるなんて聞いて。


全身の力が抜けた。


もう、なにもかもよくなって来た。


後ろ手に縛られたロープを解こうとする祐介の姿に、どうでもいいような気になったけど。


「だったら若菜は解放して。祐介にもプライドは無いの?」


祐介にだけ聞こえる音量で囁いた。


家族も同然の若菜を人質にするなんて。


少しは同じ双葉園の人間としてのプライドを、こんな男にも持ってほしかった。


「…チェッ……分かったよ」


舌うちしながらも、アッサリ了承した祐介が顔をあげたとき――



ギィィィィ―…


背後で、耳が割れるような音がした。