でも、凌牙が双葉園に関係してるなんて聞いて。
全身の力が抜けた。
もう、なにもかもよくなって来た。
後ろ手に縛られたロープを解こうとする祐介の姿に、どうでもいいような気になったけど。
「だったら若菜は解放して。祐介にもプライドは無いの?」
祐介にだけ聞こえる音量で囁いた。
家族も同然の若菜を人質にするなんて。
少しは同じ双葉園の人間としてのプライドを、こんな男にも持ってほしかった。
「…チェッ……分かったよ」
舌うちしながらも、アッサリ了承した祐介が顔をあげたとき――
ギィィィィ―…
背後で、耳が割れるような音がした。
全身の力が抜けた。
もう、なにもかもよくなって来た。
後ろ手に縛られたロープを解こうとする祐介の姿に、どうでもいいような気になったけど。
「だったら若菜は解放して。祐介にもプライドは無いの?」
祐介にだけ聞こえる音量で囁いた。
家族も同然の若菜を人質にするなんて。
少しは同じ双葉園の人間としてのプライドを、こんな男にも持ってほしかった。
「…チェッ……分かったよ」
舌うちしながらも、アッサリ了承した祐介が顔をあげたとき――
ギィィィィ―…
背後で、耳が割れるような音がした。



