至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「この子は関係ないです。もう、ここにあたしが来たんだから、それでいいじゃないですか。早く離してあげてください」


これだけは黙っていられない。


なるべく冷静さを欠かないように、口にした。



あたしのせいで若菜が恐怖にさらされているなんて、耐えられなくて。



……一人で逃げ出した……あたしなんかの為に……。



「美しい家族愛?……ま、偽物だけどね」


そう言って笑うアキは、若菜のお腹めがけて一発蹴りを入れた。


「若菜っ!!!」


立ち上がろうとしたけど、体が椅子にくくりつけられていて立つことさえ出来ない。