至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

別の視線も感じる。


……凌牙、の。


心の中で呼び捨てにするのも気が引けるような殺気立つ瞳。



「あ、あゆみ!」


咄嗟に目に入ったのは、この空き地に放置されていたスナックの看板『あゆみ』。


本名を言わなくたってバレるわけないし、なんとなく言いたくなくて名前を借りてしまった。


「あゆみちゃんはここに一人で来たの?」


「えっと……まぁ……」


「この辺は危ないから女の子の一人歩きはよくないよ」


「……うん…」


どうして警官に追われていたのかなんて聞いてこない。


さすが、不良。色々わきまえてる。