至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

置いて行かれる会話の中で、唯一分かる言葉があった。


「……SPIRAL…?」


思わず口にして。


ハッ、と顔をあげる。


その名前なら何度となくあの家で聞いた。



唯一灰雅に刃向うチームで、卑劣な集団。


あたしを守る必要のある、最大の原因となっている相手。



「その反応を見る限り、もう灰雅を知らないとは言わせないよ」


「もしかして奈央って……」


結局は誘導されていただけなのかもしれないけど、そんなのはもうどうでも良かった。



奈央がニヤリと笑って言った。


「あたしの男が、SPIRALの人間なんだよ」