至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

両ひざには綺麗に巻かれた包帯。


ひざ下にまで流れていた血も綺麗に拭き取られていた。


「本当にありがとうございました」


丁寧にお礼を言う。




何かされるんじゃないかと思った自分が恥ずかしい。


人は見た目や生い立ちで判断したらいけない。


そんなの、あたしが一番わかってるのに。



「膿んだりしたら厄介だから」


そう言って笑顔を見せる旬の服と手は、あたしの血で染められていた。


「服汚しちゃって、ごめん…」


見ず知らずのあたしの為に、こんな…。


他人に心配してもらうなんて最近じゃなくて、目頭が熱くなる。