至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「だったら」


「……?」


もう一度あたしの横に腰を下ろした凌牙はなにを思ったのか、煙草を持ちかえて右手をあたしの肩に腕を回してくる。


「形だけじゃないならいいのか?」


煙草の匂いが、凌牙のシャンプーの香りに消される。


「………」



意味を分かって聞いてるの?


てっきり来なくていいと言われると思っていたのに、軽々とその返答を裏切られ、どうしていいかわからない。


この顔に似合わないフローラルの香りにクラクラしながら、近づいてきた整った顔に耐えられなくて顔を背けた。


「こっち向けよ」


それを許さない凌牙は、強引にあたしの頬を自分の方へ向かせる。